
【11月のオアフ島不動産市場レポート】
一戸建ては販売増、コンドミニアムは調整局面へ
— 価格・在庫・日数から読む最新トレンド —**
11月のオアフ島市場は、一戸建てとコンドミニアムで明確な温度差が表れた月となりました。
一戸建ては需要の底堅さを示す形で取引件数が増加した一方、コンドミニアムは価格帯によって動きが二極化し、全体としてはわずかに調整が進む結果となっています。
■ 一戸建て:取引件数 +18.7%、中間価格はわずかに軟化
11月の一戸建て住宅の販売は前年同月比 18.7%増(241件) と力強い伸びを見せました。
特に以下の価格帯で著しい増加が確認されています。
- 80万~89万9,999ドル帯:14件 → 33件(2倍以上)
- 200万ドル以上:16件 → 34件(大幅増)
価格面では、中間価格が 1,100,000ドル(–1.3%) とわずかに下落。
これは、全体的な需要の減退ではなく、取引の中心がミドルレンジに移ったことによる構成変化が主因と考えられます。
また、販売までの日数は 27日(前年24日) とわずかに長期化し、買い手がより慎重になっている兆しが見られます。
■ コンドミニアム:販売は –7.3%、価格は –8.0%と調整
コンドミニアムの販売は 341件 → 316件(–7.3%) と減少しましたが、価格帯別に見ると以下のような特徴的な動きがあります。
- 10万~39万9,999ドル帯:+28.1% と堅調
- 50万ドル以上:–22.4% と大幅減
→ この下落が中間価格 487,450ドル(–8.0%) の低下につながっています。
高価格帯が停滞し、エントリーレベルの需要が動きやすかった構図が読み取れます。
販売日数は 40日(前年32日) と長期化し、市場全体が買い手主導に寄っている印象です。
■ 売主側の動き:新規リスティングが減少
11月は売主の活動量が減少しています。
- 一戸建ての新規リスティング:–8.1%
- コンドの新規リスティング:–12.2%
在庫は以下の通り、セグメントによって方向性が異なります。
- 一戸建て:アクティブ在庫 –3.3%(供給は引き締まり気味)
- コンド:アクティブ在庫 +11.5%(供給は増加)
買い手と売り手の力関係がセグメントごとに大きく異なる状況が続いています。
■ 11月市場の総括:買い手の選別が進む段階へ
- 一戸建ては「強い需要 × 供給減少」により、今後の価格下支え要因となる可能性。
- コンドミニアムは「在庫増 × 高価格帯の減速」で、価格が横ばい~緩やかな調整局面に入っている印象。
- 全体として販売日数が延びており、投資家・実需買い手ともに、金利・価格を見極めながら慎重に動いている市場環境といえます。
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